Project

GAS STAND

Scope

Planning

Design

Direction

Support

Operation

街に、人に、新たな活力を育み、広げる場

本計画は、大阪ガス都市開発がDaigasグループの本社機能を含む複合ビルの建設を進めるにあたり、工事が始まるまでの期間、敷地の一部を活用し建物の完成を待たずに、地域とのコミュニティを育み、エリアの活性化を図ることを目的に多様な取り組みを展開していく期間限定のプロジェクトである。本プロジェクトにおいて設計のみならず、企画・ディレクション・プロジェクト伴走支援・運営サポートまでを一体的に担い、プロジェクトの立ち上げから実施までを伴走支援している。 当該地は、大阪の南北を貫く御堂筋の中央に位置し、平日はオフィスワーカーで賑わう一方、休日は人通りが少なく、商業や交流の場としては機能しづらく、御堂筋が持つ“通過する都市”という性格に対して、「滞在」や「余白」という要素が少ないエリアである。大阪ガス都市開発は、この場所に「街と人に新たな活力をもたらすビル」を構想しており、本プロジェクトはその構想に先立って街にエネルギーを生み出す“きっかけの場”となる。その思いをカタチにするべく、GAS STAND(Grow and Spead)というプロジェクトを立ち上げた。 このプロジェクトではクライアントである大阪ガス都市開発が自ら運営をしていくことを前提とし、将来この地に建設されるビルの計画や完成後の運用を見据え、地域とのコミュニティ形成、エリアの活性化などを目的とした活動の場として位置付けられていることから、地域の方々やオフィスワーカーが気軽に憩い、集う場であり、多様な取り組みが展開できる広場のような場を創出した。ここでは、道路が延長したような広場という在り方が、私有地であることから生まれる”人々に見えない境界”を無くしている。ただ、広場としてスペースがあるだけでなく、人々の拠り所となるベンチやスタンド、地域の情報や活動を発信する掲示板、遊び心を揺さぶるグラフィックなどを配置することで、人々に都市空間への参加性を開く仕掛けを促すと考えた。これらを道路に舗装されているペイント、周囲に設置されているプランターやカーブミラー、工事現場などで使われている単管など、道路上にあるモノだけを組み合わせて構成することで、道路と一体となった広場を目指した。 オフィス街という余白の少ない場所に、“遊び心”を散りばめ、日常の中に小さな変化と発見を生み、人々に予感や期待感をもたらす多様な活動を基に、街に、人に、新たな活力(エネルギー)を育み、広げていく── GAS STANDは、未来のビル建設へとつながる“はじまりの場”として、その第一歩を担うことを考えた。

竣工|2023 所在地|大阪 用途|広場 敷地面積|413.85㎡ クライアント|大阪ガス都市開発 コミュニティデザイン/運営|東邦レオ 企画/設計/運営|team raw row inc. グラフィックデザイン|4:00AM 写真|大竹央祐
© 2026 team raw row inc. All Rights Reserved.
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